我が家には二匹の猫がおります。
キジトラがメスの「ショコ」(もうすぐ4歳)
茶トラがオスの「ハク」(もうすぐ3歳)
※ハクの下に見えるのは息子の足です(笑)
双方避妊&去勢済みです。
ショコはペットショップ出身で、アビシニアンとスコティッシュフォールドのミックスです。
赤ちゃん時代はふわふわでとっても可愛くて、家族みんながメロメロでした(o^^o)
胸のあたりのモフモフがたまらんです(^^)
大人になったショコ
かなりのツンデレ娘。お父さんにだけ抱っこされることを許しているが、抱っこの後は必ず爪研ぎする(ストレスが溜まった証拠(笑))
もう一匹の茶トラは野良出身です。
近所のスーパーに里親募集の張り紙が貼ってあるのを発見して、一番最後まで親猫に引っ付いていた甘えん坊子の茶トラを引き取ることになりました。
長〜い尻尾がチャームポイント♪
大人になったハク
ペットショップ出身のメスのショコよりもかなり品がある野良出身のオス(笑)
もう結構大きくなっていたので、人間に対する警戒心もしっかり身につけてしまっていました。
我が家に来た当初は、近寄る度にシャーシャー威嚇し、病院に連れて行くために捕まえようと手を出したら本気で噛まれ、指にガッツリ爪を立てられました。
幼少期から猫を何匹も飼っていたので噛まれることもひっかかれることも別に平気でしたが(傷口からバイ菌が入らないかはとても心配だった((((;゚Д゚))))))))、完全な野良猫を飼うのは初めてだったので、なつかなさに少し戸惑いました。完全な成猫の野良は飼えないな・・・。
検査をしてもらい、虫下しの薬を飲ませて寄生虫もしっかり駆除してもらいました。
ハクはお母さん猫にベッタリだったので、先住猫のショコがいてとても助かりました。私たちへの警戒心を解くのにも一役買ってくれたと思います。
今では抱っこ大好き、触られるの大好き、家族大好きになりました。(お客さんには初めは警戒しますが)
さてそんなハクですが、ここ何週間か前から右眼をしきりにつむるようになりました。
眼球を見てみると角膜のちょうど黒目の真上に当たる付近に傷が入っているのが確認できました。
「多分ショコと戯れてるときに引っかかれたな」と思い、そのまま経過観察していると、何日かすぎた辺りから右眼が濁り始め、そのうち傷のあたりから出血し始めました。
なんともないと思っていた左眼は、黒目の形がいびつになっていました。
右眼の角膜から出血。左眼も濁り始めている。
出血が一番酷かった時
右眼は瞼の周りが赤くなり開きにくい様子。左眼は黒目が三日月のような形に。いつもの綺麗な顔が・・・(T-T)
ペット病院での診断は「ぶどう膜炎」でした。
ぶどう膜炎とは
ぶどう膜炎とは文字通りぶどう膜に起きた炎症のことです。
ぶどう膜炎が起こると白目の強い充血、目をショボショボする、まぶたの弱い痙攣、瞳が小さくなる、視力障害などの症状を示します。
※動物病院からいただいたパンフレットの一頁です
獣医師の先生は、ステロイドの錠剤とステロップという点眼薬を処方してくれました。
そしてその際に「これでぶどう膜炎は治ると思うけど、ぶどう膜炎を起こした猫は何かしらの疾患を持っていることがとても多いです。2年前に検査した時には異常は見当たりませんでしたが、もう一度検査をさせてください。」と言われました。
私『命に関わる病気ですか?』
先生「・・・その可能性もあります」
私『・・・そうなんですね・・・』
ペットだって立派な家族の一員です。
命に関わる病気かもしれないと聞いてとてもショックでした。
一週間後に血液検査の結果を聞きに来ることになりました。
ネコへの投薬
さて。
自宅に帰って早々ハクにステロイドを飲ませ、両眼に目薬をさします。
当然ながら嫌がって暴れますので、うまいことやらねばなりません。
まずステロイドの錠剤。
まずハクを腕やら足やらでしっかりとホールドし、鼻先が真上を向くまで顔をあげさせます。
真上を向くと口を開けやすくなります。
口を開けた瞬間を逃さずに喉の奥に文字通り投薬!そのまま喉がゴックンと動くのを確認するまで口を押さえて閉じときます。
投薬後はお水をたくさん飲むとのことだったので、綺麗なお水をたっぷり用意してあげます。
画像は(ブレてますスミマセン)何度目かの投薬の時なので、嫌がって頑なに口を閉ざしているのを無理やりこじ開けてます(^^;)
お次は点眼。
目薬は正面からさしてはいけません。暴れます。
自分でさす時も落ちて来るのを見ていると怖くて目をつむってしまいますからね。
画像では見えませんが、私は正座をしていて太ももの間にハクを挟み、完全に太ももでホールドしています。股の間に後ずさりして来るので足でしっかりと逃げ場を塞ぎましょう。
そして、目薬の容器がハクの視界に入らないように瞼の上からさします。
薬が入った途端に逃げるのでしっかりと押さえます。
助っ人がいる場合は、一人に※首の後ろをガバッとつまんでいてもらうと大分楽になると思います。
※親猫が仔猫を運ぶ時にくわえるところです。診療中など逃げ回る猫を押さえたい時などにも、この「首の後ろつまみ」は大変重宝します。ただし、避妊後に肥満化した我が家のショコのようなネコの場合、首に肉がつきすぎてつまみにくいので注意してください・・・
その後
血液検査の結果は異常なしでした。
ホッと胸を撫で下ろしそうになったところで、改めて先生から
「今は異常値は示していないけど、後々何かしらの疾患が出て来ると思っていた方がいいと思います。何かおかしいと感じることがあったらすぐに来て下さい」
と言われました。
現在は、処方されたステロイドを一日置きに飲ませ、なくなったらステロイドは終了。
ステロップという点眼薬は一週間に2回、落ち着いたら一週間に1回にして徐々に断薬しましょうとのことでした。
昨日あたりからまた右眼をつむるような仕草をしていましたが、目薬をさすと治りました。
現時点ではそうやって対症療法でしのぐしかありません。
飼うときにはなかなか考えが及ばないですが、今回は改めてペットの命に対する責任の重さを痛感する機会になりました。
長生きしてね ハク