毎日毎日懲りもせずに同じことを繰り返し叱り続けている嘉藤です。
私に「何回同じこと言わせるの!」と言われるたび、息子たちは「お母さんは何回同じことで怒るんだろう・・・」と思っていることでしょう。
「そんな我が家を窓の外から覗いている人が!?」と思ってしまうほど我が家の状況まんまが描かれた絵本がありました。
「またおこられてん」 作/小西貴士 絵/石川えりこ
我が息子たちもきっとこの本の主人公と同じように、「かあちゃん、おこりんぼマシーンみたいや」と思っていることでしょう。
その絵本の中盤には、私が長男にいわれたことがそのまんま書いてあってドキッとしました。
また うそ ついて〜っ
ぼくな、うそ ついてまう
ぼくが やったって しったら、
かあちゃん おこるやろ。
ぼく、かあちゃん、おこらせたないねん。
かあちゃん わらっとるほうが すきやもん。
なんで ごめんて いえへんのよぉ
ぼくな、おこられたら
のどが つまったみたいになって、
うまいこと いえへんようになってまう。
いおう おもてんのに いえへん。
「またおこられてん」 作/小西貴士 絵/石川えりこ(株式会社ん童心社発行)より引用
お説教の最中に長男が黙ると、「なんとか言いなさい!!」と詰め寄って言葉を発するよう促していたのですが、ある時長男から「声を出したいのにのどがつまって喋れなくなる」と言われたことを、この本を読んで思い出しました。
私が叱りすぎてるせいだと改めて反省。
でもそれと同時に、うちだけじゃないんだ・・・と、どこかホッとしている自分もいます。
子どもにとっては自分の気持ちを代弁してくれている絵本ですが、私にとっては自分のことを客観的に見るいい教材でした。
“穏やかに諭す母親”になりたかったけど、母親になってみて確信しました。
…なれない_| ̄|○