みなさんは「酵素」がどういうものかご存知ですか?
私は定期的に酵素ドリンクで断食をするのですが、その際にいろいろと調べているうちに、世の中に流れている酵素の情報の誤解の多さが目につくようになりました。
今回は、勇気を出して、私が得た知識を出来るだけわかりやすく説明してみるという暴挙に出ることにしました。
世に溢れている誤った酵素の情報に一石を投じることが出来ればいいなという、無謀にして身の程知らずな考えで書きます。
専門家ではないので、正確に知りたい方は是非正しい情報を探してみてください。
酵素とは?
酵素とは簡単にいうとアミノ酸が繋がってできたたんぱく質の一種で、人間を始め動物や虫・魚や植物などの体を形作り、体を動かしたり、食べ物を消化したり、物を考えたり、病気を治したりと、生きる上で行う全ての活動は全て酵素の活動によるものです。
その種類は数千種類から数万種類にも上るといわれていますが、その全貌は明らかになっていません。
巷では、『人が一生のうちに作ることのできる酵素の量は限られていて、しかもその量は人によって千差万別だから、外から酵素をたっぷり摂って自分の酵素を節約しよう!』みたいな、一見正しそうな情報が飛び交っていますが、体内で作られる酵素に上限はありません。
まず、お肉やお魚、野菜や果物などにはもちろん酵素が含まれていますが、食べて消化される際には消化液によって性質が変わってしまうものがほとんどです。
ですから、生の野菜であろうが茹でた肉であろうが、食べたものから酵素を取り込むということ自体が無理な話なのです。
では、人間が生きる上で必要不可欠な酵素はどこからやってくるのかというと、体内で絶えず作られています。
少し前にブームになった『酵素ドリンク』には、それ自体に酵素がたっぷり入っていると勘違いしている方がたくさんいますが、本当に酵素がたっぷり含まれていたとしても、飲んだ時点で胃液やら胆汁やら膵液やらの働きによってその働きは失われてしまうのです。
じゃあ酵素ドリンクって一体なんなの?
では、『酵素ドリンク』とは一体なんなのでしょうか。
『酵素ドリンク』とは、正確には『補酵素飲料』と呼ばれ、体内で酵素を作るための材料となる酵母菌がたくさん入った飲料のことです。
良く、『酵素ドリンクは加熱処理されるため、45〜70℃くらいで酵素が死んでしまうから意味がない』などと言われていますが、そもそも入っているのが酵素でないことは書きました。
酵母菌には熱に弱いものがいますので、熱処理をした時点で死滅するというのは恐らく酵母菌と混同しているのだと思います。
なので、みなさんが酵素ドリンクを選ぶ際には熱処理をしても耐えうる『耐熱酵母菌』が入った酵素ドリンクを選ぶようにして下さいね。
更に、体のことを考えると、糖分や添加物などが入っていないものがより好ましいです。
酵素ドリンクは非常に吸収されるのが速いため、断食の際には空腹がすぐに満たされます(正確には食べていないので空腹なのですが、飲んだらすぐにお腹が空いている感覚がなくなります)。
肝臓などの臓器が弱っている方なども積極的に酵素ドリンクを飲むと助けになりますよ(^^)
そんな私のお気に入りの酵素ドリンクは、エリカ健康道場の優光泉です。