みなさん「蹲踞(そんきょ)」ってご存知ですか?
お相撲さんが、仕切りの前に両膝を開いてかかとを浮かせたまま腰を下ろし、膝に手を添えるあの動作のことを蹲踞といいます。
コレ↓
我が家の息子たちは剣道を習っているのですが、剣道の試合の前も対戦相手と向き合って蹲踞のポーズを取ります。
まだ習い始めて日が浅いので、練習で蹲踞の姿勢を取る時は不安定でグラグラしています。
特に長男はバランス感覚があまり良くないので、家でも練習しようと思い立ち、正しい蹲踞の姿勢をググってみると、万年ダイエッターの私の目を奪う素敵な文字が!
「15秒の蹲踞のポーズで美脚と美尻が手に入る!」
「股関節が柔らかくなり、骨盤が矯正される!」
「お腹がヘコむ!」
「インナーマッスルが鍛えられてむくみが解消!」
「代謝が上がって脂肪燃焼につながる!」
「体幹を鍛えると体の重心が安定すると共に心も安定する!」
「肩こりや腰痛も解消!」
これらの文字を見て目をキラキラさせている私(笑)
なんで今まで知らなかったんだろー💦
「これからは毎日やるぞー!!」となんだか既視感を覚えるセリフを吐きながら、息子たちと蹲踞の姿勢を15秒間やりました。
ところが、「15秒なんて楽勝だぃ!」とタカをくくっていたら、意外と長い15秒(笑)
三人で「う゛ー!」とかいいながら残りの5秒を耐えるという不甲斐なさ…。
私はもともと、足首が硬いのか、アキレス腱が短いのか、筋肉が硬いのか、バランスが悪いのかわからないのですが、幼稚園の頃からかかとを付けてしゃがむことができません。
そのせいかどうかわかりませんが、蹲踞の姿勢をとり始めてから10秒後くらいにアキレス腱の辺りが痛くなってきました。
突然「ブチッ‼️」といきそうで怖かったので、今日のところは1回でおしまい。
お相撲さんはフワッと簡単そうにしゃがんでいるように見えますが、やってみるとバランスを取るのが結構難しいことがわかります。
つま先でバランスを取るためには、骨盤や背骨、首(頭)の位置が正しくなければいけません。
そうしてバランスを取ろうとすることによってインナーマッスルが鍛えられるということなのでしょう。
剣士の皆さんの姿勢が良いのもうなづけます。
お相撲さんが土俵で怪我をしないのも、四股や蹲踞にストレッチとしてかなり効率の良い動きが組み込まれている賜物なのかもしれません。
まだ始めて1日ですが、既に少し足首がスッキリしたような気がしています。
※トレーニングにはイメージが大切なのです。(例えそれが思い込みであったとしても…)
気になる方は、ぜひ今日から一緒にやりましょう( ^∀^)/“
蹲踞のポーズ
1.足を軽く開いて立ち、両足のつま先を45°外側に開きます。
2.膝をつま先と同じ方向に向け、背筋を伸ばしたまま腰を落としていきます。
3.つま先で地面を掴み、かかとでお尻をささえます。
4.そのまま15秒キープしましょう。
5.これを1日3セット行います。