先日、支笏湖で毎年冬に行われる“氷濤まつり”に行ってきました。
“氷濤まつり”は支笏湖の湖水をスプリンクラーで吹き付けて凍らせた数々の氷のオブジェが幻想的なお祭りです。
層雲峡の氷瀑まつりと良く似ているのでごっちゃになってる人が多くて、検索かけると一番上に『支笏湖 氷瀑まつり』って出てますね(笑)
みなさん支笏湖は氷とうまつりですよ〜!
開催中は様々なイベントが開催されています。
今年は“氷濤アイスカット大会”や“氷濤ウェディング”、“北海道プロレス特別試合”などが行われていたようです。
※本年度は既に終了しています
目次
いざ氷濤まつりへ!
今回は夜に行ってきたのですが、やはり寒いですね。凍れます。
私は生粋の道産子ですが、しっかりと着込んで行かないと夜間外になんていられません。
私の住んでいる地域よりも支笏湖周辺って寒いんですよ。
子どもたちも親も、股引及びタイツに厚手の靴下二枚履き、ズボンは裏起毛、インナーはヒートテック、その上から長袖一枚着てその上に更にセーター、状況に応じてカイロも使うので携帯し、アウターはスキーウェア、手袋もスキー用、あとはネッグウォーマーと耳あてをして帽子を被れば完璧!
水筒には熱い番茶を満タン充填済みです。
氷濤まつり開催中の土日は18:00から花火が打ち上げられます。
私たちが行ったのは土曜。花火が始まる1時間前くらいには着きたいな〜と思って向かったのですが、駐車場まであと2km付近まで来たところで渋滞にはまりました。
車が止まったところで撮影した写真
この時で確か5時ちょっと過ぎ。
ご覧の通りまだ空は明るいです。
ここから、ちょっと進んでは止まり、またちょっと進んでは止まりの繰り返し。
気付けば辺りはもう真っ暗に…。
助手席側からはもう氷濤まつり会場が見えています。
遠くに見えている青信号を左折すれば駐車場なのですが、車がなかなか進まない!
時間は既に6時寸前。
そして私の膀胱も限界寸前((((×皿×;)))))))ヒーッ!!
「ごめん、おりるわ!」
私と子どもたちだけ先におろしてもらい、渋滞の脇を歩いて手前にある入り口から駐車場を突っ切ってトイレ会場に向かいました。
そんな親子連れがたくさんいましたよ〜!
(本当はおとうさんも結構ギリギリだったのに…抜け駆けしてごめんね笑)
かわいい小鳥(か、あざらし?)の雪像がありました。
雪像の後方に見える建物でトイレを借りようとしたら、その右手に見える建物の屋根の上にちょうど花火が!
そのあと、少し先に進んで花火を見ながら夫を待ちました。
途中海外の方から中国語?で何かを聞かれたのですが、あいにくお力になれず…_| ̄|○ちょっとへこみました…ごめんね
夫と合流し、気を取り直して氷濤まつり会場へ。
会場へ行く途中にイルミネーションがありました。
光のトンネル
ツリーも!
クリスマスっぽいですね〜!(2月ですが)
氷像
ようやく会場が見えてきました。
この日の夕方6時時点の支笏湖の気温は摂氏ー7℃
何年か前に来た時はー10℃を下回る寒さで、豚汁の味がしなかったっけ…(^^;)
ウェルカムゲート “青のトンネル”
いよいよ会場に入ります。ウェルカムゲートを通って入場!
おお〜広い。氷で出来た地下歩道って感じです。
クリスタル。ターコイズブルー、アクアブルー、コバルトブルー、ピンクの4色に変化していました。
氷の玉をぶら下げて浮いているように見せる演出
“青い池”の再現…?
キャンドル
ゲートの出口付近にある受付で協力金を支払います。
大人1名につき300円、子どもは無料。
払うとポストカードと飲み物の割引券がもらえました。
ブルータワー
ウェルカムゲートから出ると目の前に立ちはだかるのは支笏湖ブルーと呼ばれる氷濤まつりの象徴“ブルータワー”
10mくらいありそうでした。
地面に屈みこんで撮影しましたが、近すぎて上が切れてしまいました…。
レッドタワー
こちらは“レッドタワー”
ブルータワーより若干小振りですが、ブルータワーと並んで一際目を引く会場のシンボル的氷像です。
中を通ることができましたよ〜!
ブルーウェーブ
支笏湖の波を表現した氷像“ブルーウェーブ”
青いライトがキツくて上手く撮れませんでしたが、中はこんな感じ。
苔の洞門(どうもん)
「私は今回これが見たくて来た」と言っても過言ではない氷像“苔の洞門”
支笏湖の観光スポットに“苔の洞門”という場所があり、それをモチーフにして再現されたそうです。
今回初めてその存在を知りググってみると、とっても神秘的な場所でした✨
これは今すぐにでも行きたい!是非とも夏になったら行かねば!と思ったのもつかの間、現在は崩落の危険があるため封鎖中とのこと_| ̄|○ガクッ
…なんですが!
なんと、“第2の苔の洞門『苔の回廊』”なるものがあるらしいのです!
今年絶対に行ってきます!!
行ったら詳細をブログでご紹介しますね!
(興味のわいた方は是非『苔の洞門』でググってみてね♪)
…おっと。
横道にそれてしまいました。ごめんなさい。
“苔の洞門”の内部です。
松の枝を氷に閉じ込めて苔に見立てた氷の洞窟です。
これは“シラカバ”の幹かな?
私シラカバ花粉症なので春になってもこのままだったら嬉しいんだけどな〜(笑)(…ごめんねシラカバちゃん冗談よ)
天井が高くて吸い込まれそうです。本物にも行ってみなくちゃ!
氷族館
支笏湖に生息しているヒメマスやニジマスなどの魚を氷漬けにした氷の水族館
泳いでいるように見えるように氷らせるのってむずかしそうですよね!
よく見たら上下逆だ!とかありえそうです(笑)
以前札幌雪まつりのすすきの会場で同じような氷像を見たことがあります。
こんなに綺麗な氷ができるということは、不純物の少ない綺麗なお水なんでしょうね。
ひょっとしてこの氷も支笏湖の湖水なのかな?
透き通った氷を作るためには氷になる前に水の中に溶け込んでいる空気が外に出ないとならないため、ゆっくりと時間をかけて凍らせる必要があります。
私たちが眺めるのは一瞬ですが、そうやって手間暇かけて作ってくれた方がいると思って見るとまた違って見えます。
氷濤神社
まさか氷濤まつりの会場に神社があるとは!
鳥居の前で一礼して入ります。
中に入ると天井にはチャイムのような氷が。
ちゃんとお賽銭箱もありましたがお賽銭を氷に貼っつけるのが氷濤神社流(?)
硬貨を素手で持って氷に押し付けると手の熱で氷が水になってくっつきます。そしてそのまますぐに凍りついてしまいます。
子どもたちも面白がってくっつけていました。
でも回収するの大変そうですよね…。(どうしても裏方が気になる性分(笑))
シャンデリアドーム
この氷像は“シャンデリアドーム”
透明度の高い支笏湖の湖水が作り出す氷像です。
今年度初お目見えの氷像だそうです。
まさにシャンデリア!
ガラスのように透き通っていて美しい氷!
どうやって作ったんだろう…
触れるとHPもMPも全回復しそうな氷の柱
こんな氷で水割りが飲みたい…。
ビッグマウンテン
見た目も名前も迫力満点の大きな氷像“ビッグマウンテン”
中は“高さが5m近くある天井のないかまくら”といった印象
大きい!作るのに時間かかっただろうな〜
顔はめパネルもありましたよ!
天空回廊
ビッグマウンテンの向かって見て右側にはスロープがあって登ることができます。
この天空回廊は、先程中から見上げていたビッグマウンテンの高い壁の外周を沿うように道が作られており、展望台気分で会場を見渡すことができました。
それぞれの氷像が様々な色でライトアップされて華やか!
ブルーシャトー
そして、そのまま展望台を道なりに進むと、隣の氷像“ブルーシャトー”につながっていました。
ビッグマウンテンからブルーシャトーに渡る途中で氷像の中を見下ろせるポイントがありました
ブルーシャトー側から撮影した会場
写真中段の右端に見えているのが売店。豚汁やお蕎麦・甘酒など、体が温まる食べ物がいろいろと販売されていました。
記念に“氷濤飴”を買ってみました。
色味がハッカっぽいのでハッカ味かな?と思ったら、砂糖と水飴でできた普通の飴でした。
“支笏湖ブルー”の氷のような飴
シャンパングラスに入れてお家でプチ氷濤まつり(笑)
そのまま進んでいくとブルーシャトーの中へ。螺旋状のスロープになっており、壁には所々に絵が貼られていました。
窓のようになっていて外が見えました。
外から見るとこんな感じ。
梁がむき出しの二階の微妙〜な明るさと、外の赤が相まって、ちょっとお化け屋敷っぽく見えますね(^^;)怖
そのまま降りていくと“ブルーシャトー”の内部に出ました。
(ピンボケ画像しか残ってませんでした…_| ̄|○すみません)
外側は綺麗に撮れてます(笑)
ドリームステージ
ブルーシャトーの横にはステージがありました。
祝・祭日の日中はここでさまざまなイベントが行われたようです。
私たちが行った時は夜だったので、もっぱら記念撮影用でした。
記念撮影と言えば、レッドタワーの裏側で無料で写真を撮ってくれるサービスをやっていたので記念に撮ってもらいました。
出来上がった写真がこちら。
ちっちゃ!わかってはいたけどちっちゃ!笑
ポストカードの 8分の1の大きさ!
これ本当にうちの家族?笑
みんないい顔で写っていたし、久々の家族写真だし、ということで奮発して一枚買いました。
(値段は忘れましたが確か1,500円くらいだったような…2,000円かな…1,000円ではなかった。)
値段はともかく、家族で記念撮影なんて久々だったので良い記念になりました(^^)そのうちみんなで来れなくなるだろうし。
「行かね。」とか『部活!』とかね。…淋しい。
遊べる氷像
一通り氷像を見終えたあとは、遊べる氷像へ向かい子どもたちを解放!
チャイルドリンク
子ども専用のスケートリンクです。
スケートリンクといってもスケート靴ではなく自分の靴で遊びます。
危険なので無料で借りられるヘルメットを着用する決まりです。
長男が転んだ拍子に地面の氷に腕をぶつけてテンションガタ落ち(^^;)
でもお腹でスライディングしたりしてなんだかんだ楽しかったようです。
アイススライダー
子どもたちお待ちかねの“アイススライダー”です。
氷で出来ていますのでもちろんよ〜く滑ります!
滑り台は大人もオーケーなので夫も私も滑りました。子どもに戻ったようで楽しかったです(^^)
このスライダーはむかって右に傾いているので最初は兄弟で離れて滑ってきたのにこの通りくっついちゃう笑
最後にゃお父ちゃんまで「あぶね〜!よけろ〜!」(笑)
これは私です。このフードをかぶった姿を夫からアイスクライマーと呼ばれています。(アイスクライマーを知らない人はググってみてね)
そういう夫もアイスクライマー。
次男はスーパーマン!
終わりに
この日結局3時間近く外にいました。
私と夫は流石に寒くて少し休憩所に避難したりして暖をとりましたが、子どもたちは何度も何度もアイススライダーを滑っていたので寒さを感じていなかったようです。
こうして夜遅くまで外で遊ぶことが初めてだったのも新鮮で楽しかったのだと思います。
学校に宿題に習い事にと毎日頑張っているのですから、たまには夜更かして遊んだって良いでしょう(^^)次の日は日曜だし!
以上、北海道ならではの季節限定のお祭り“支笏湖氷濤まつり”のレポでした♪