10月の三連休を使って家族で二泊三日の東京旅行に行ってきました〜(^^)
さてさて今回の東京旅行、我々一家の目的は『三鷹の森ジブリ美術館』です。
東京の三鷹市には、ジブリファンがワクワクしてしまうステキな美術館があります。
何を隠そう私もその一人。
風の谷のナウシカ・天空の城ラピュタ・となりのトトロ・魔女の宅急便に関しては、最初の台詞から最後の台詞まで、付け加えればオープニングとエンディングの歌まで一語一句間違えることなく言えるし歌えるほど。
小さい頃から文字通り数え切れないほど何度も見ました。
宮崎駿監督に言わせたら「そんなに同じものを何回も見ている暇があったら、外で駆け回り虫と戯れ真っ黒に日焼けでもしてきなさい!」と叱られてしまいそうですが、何を隠そう私、幼稚園の頃は「黒ンボ大将」のクラス代表でした(どうでもいいです)。
ナウシカのミトやババ様、ラピュタのドーラ一家、カンタとばあちゃんの掛け合いシーンは声真似までお手の物。
もちろんそれ以降の作品も全て鑑賞済みです。
事前に予習のためパンダコパンダをレンタルしてきたら次男がすっかりハマってしまいました。主人公みみこちゃんはハイジの声の声優さんなんですね!
こんな調子で、出発の前日には我が家のジブリ熱は最高潮にまで達していました。
目次
入館するには事前にロ-チケでチケットを購入する必要があります
ディズニー旅行はメジャーですが、なかなか北海道から東京までジブリ美術館目当てで旅行する人はいないのではないかと想像します。
そしてこのジブリ美術館、私達道産子にとっては東京に行くことすらなかなか叶わないというのに、日時完全指定のチケットをローチケで購入しないと入館できません。※他のチケット会社での取扱はありません。ローチケのみです!
ちょっと想像してみてください。
北海道在住の人間が東京の美術館の日付指定のチケットを入手するまでにどれほどの勇気がいるかわかりますか?しかも子連れで!
『当日誰かが熱出したり流行病にかかったら…』
『悪天候で飛行機が飛ばなかったら…』
『急にどうしても仕事に行かなければならなくなったら…』etc.
当日までいろんな不安で頭がいっぱいでした。
台風24号が去ったと思ったら25号も似たような進路で向かってくるというし、旅行までの一週間、何回天気予報を調べたかわかりません。
『そうなったら誰かに譲るか売れば?』と思われるかもしれませんが、ジブリ美術館の入館チケットには、平仮名表記ですが予約者のフルネームが印字され(嘉藤は今回4枚予約したので、4枚ともに"かとうみはな"と印字されていました)、入館の際には本人確認の為免許証等を提示しなければなりません。
なので、誰かに身分証を貸すか(怖!)、おなじ名前の人を探し出して譲る(奇跡!)しかないんです。(メルカリとかヤフオクとかで売り買いされてるみたいですけど、ちゃんと入れてるの?本人確認どうしてるんだろう…怖)
まぁでも行けなかったとしても、大人1,000円小人500円なんで、そこまで痛くはないですがね(^^;;
本当に心配なのは航空券のほう…_| ̄|○
そんでもってこのチケットというのがまた簡単には取れないときているんです…_| ̄|○
いざチケット予約!狙いはキャンセル待ち!
私達は10月7日の16:00からのチケットを取ったのですが、10月分のチケットは9月10日からローチケで発売されました。
行きたい月のチケットは、土・日・祝日関係なくその前月の10日に発売が開始されます。基本どの月も同じ流れですが、夏・冬休みなどは先行予約が実施されるようですので、行かれる予定のある方は2ヶ月くらい前から下調べをしておくことをお勧めします!
私はうっかりして9月10日の朝10時に予約するのを忘れてしまい、10日の夜に思い出して慌ててチケットを取ろうとサイトをのぞきましたが、行く予定の日の分はどの時間も全て完売となっていました_| ̄|○ うそーん…
←予約状況によって◯△×のどれかで表示されます
ところがです!
「は〜。こんなに人気なのかー…無理なのか…」と落ち込みつつググっていると、
「2日以内にお金を払わないと自動的にキャンセル扱いになるため、3日後の13日の10時にはまたたくさんの空きが出る!10日の売り切れは大したことない!」
という希望に満ちた記事を発見!!
その記事の通り、13日にキャンセル待ちを狙ってサイトをのぞいてみると、13日の朝10時きっかりに『え!なんでこんなに??』っていうくらいほとんどの日にちに空きができました。
ですが、手続きしようとしている間にまたアッと言う間に埋まって完売になってしまいました_| ̄|○ もーみんななんでこんなに早いわけ!?
自分の勝手な憶測ですが、行ける行けないは後回しでとりあえず予約しちゃおう!って予約したはいいけど、結局行けなかったからそのままキャンセル!いう人や、「転売しよう」などと良からぬことを考えて予約をし、買い手が見つからなかったので支払いをせずにそのまま放置!というようなことをする人がたくさんいるんではないかと。
そんなことを想像して、半ばキレ気味で投げやりになっていたのですが、やっぱりどうにも諦めきれず、16日にダメ元でローソン店内まで赴き、9時55分からロッピーを占領し、ジブリ美術館のチケット購入の画面を開いて10時前からスタンバイしていました。
×印だらけの10月のカレンダーを表示させ、前画面に戻り、また10月のカレンダーに戻るという流れを何度か続けていたら、10時ジャストになった瞬間、行きたい日にちの×印が突如◯に変わりました!!
『前回はきっと欲が出て朝一から取ろうとしたからダメだったんだ。。最後でいい。閉園までの二時間だけでいいから、7日に4人で入館させてください!』
こんなことを脳内で神様か誰かに祈りながら、震える指で必要事項を入力し終え、半信半疑で確定を押したら…
…取れた(;_;)
ありがとう八百万の神様方
ありがとうロッピー!!
そのまますぐにレジでお金を支払い、無事4人分のチケットを手に入れることができました!!
もうそれだけで満足したような気になりましたよ。
というわけで、キャンセルがあるうちは3日毎に新しい空き状況が更新されます!
10日予約分→キャンセル反映13日
13日予約分→キャンセル反映16日
16日予約分→キャンセル反映19日…という風に!
このキャンセル反映日の朝10時ジャストが勝負です!
皆さんもチケットを取る際はぜひ参考にしてみてくださいね♬
ただ、今回の月は平日で日を選ばないなら取れないことはないという印象を受けましたが、ゴールデンウィークなどの大型連休は競争率が激しかったり、先述した通り夏・冬休みなどは先行抽選販売が実施されたりするらしいので、行ける日にちが決まっている場合は2ヶ月前くらいからリサーチしてしっかりと準備しておくことを強くお勧めします!
待ちに待った入館!館内は写真撮影禁止です。
キタキタキタキター!
待ちに待ったジブリ美術館です!
移動続きで疲労がピークに達し、機嫌が悪かった子ども達も、ここまで来れば勝手に機嫌も治ってしまうってもんです(^^)(^^)
敷地に入るとすぐに受付が見えます。
いきなりトトロがお出迎え!!
子ども達のワクワクが高鳴っているのがわかります(^^)
このまま右に進んでいくと本当の受付の方がいるので、チケットを渡し、本人確認を済ませてから入館です。
16:00入館のチケットを購入したのですが、30分前に入れてもらえました。早めに来てよかった〜♪
入り口の扉はトトロのステンドグラスになっていました。
テンション上がる上がる(^^)
閉館後に扉全体を撮影
入館すると、チケットと引き換えに「フィルム付ききっぷ」がもらえるのですが、ここでさらにテンションが上がります!
我が家の4人がもらったきっぷがこちら↓
縦10cm横4cmの代物で、フィルム一コマに至っては縦1.5cm横2cmほどしかありません。
拡大して観られる「フィルムビューアー」なるものが館内のショップにて350円で購入できます。
←これ
これを使って覗いてみたのがこちら
ここでポニョが出たもんで、次男に「ちょうだい!ちょうだい!ちょうだい!」とせがまれました。
後で映画(映像展示室で上映されるショートムービーのこと。1人一回までしか観れません)を観るときにこれを提示しなければならないため、『失くさないようにお母さんが預かっておく!!』といって強制的に回収。
天井は吹き抜けになっていて、ガラス張りの一部がステンドグラスになっていました(ポニョだったような…自信ないです)。
上の階へ続く螺旋階段を上って二階に着くと、中央には右端と左端の通路を結ぶ橋がかかっていました。ちょうど千と千尋の神隠しの湯屋の作りに似ています。大人でもワクワクしてきます(^^)
ここのキャッチコピーは「迷子になろうよ一緒に」。
宮崎駿氏はこの美術館を作るときにこんな美術館にしたいという構想をたくさんもっていらっしゃったようです。
普段から子ども達にたくさん制限を掛けてしまっているので、この美術館の中では自由にさせてやろうと思って館内に入りました。
時間の決まっているショートムービーと、交代制のネコバスコーナーだけは一緒で、その後は子ども達に「自由に観て回っていいよ」と言うと、長男が「本当に?いいの!?」と何度も念を押した後で、それはそれは喜んで飛んで行きました。
昔から迷子になるのが得意な長男は、好奇心が旺盛なのです。
あぁ、最近はこういう時間をなかなか取ってあげていなかったな…と、気が付いた瞬間でした。
マニアにはたまらない!「食べるを描く」コーナー
長男は乗って遊べるネコバスが一番楽しかったと言っていましたが、途中草壁家の居間と台所(となりのトトロ)とタイガーモス号の厨房(ラピュタのドーラ一家の飛行船)を見つけて、早く夫と私に見せたい!と思ってくれたようで、私たちを見つけるとまくし立てました。
ちょうど少し前に私たちもそれらを観た後で、「子供達に見せたい!」と息子達を探している最中だったので、お互いにタイムリーでした。
何よりも「お父さんとお母さんに見せたい!」と思ってくれたことが嬉しかったです。
今は企画展示で「食べるを描く」が開催されていて、(2017年5月27日(土)〜2018年11月(予定))その企画の展示物の一部が上記の台所や厨房です。
カンタがサツキにおはぎを渡したあの台所です(^^)
台所の下に置いてある壺の蓋を開けてみると、ぬか床まで再現されていて感激しました。さすがジブリ様!どこまでも忠実!(笑)
次男がサンマを焼いている七輪を見つけ、「焦げてる!」とメイちゃんの真似を何度も何度も繰り返していました。
もちろんタイガーモス号の吊り戸棚にもチーズやお皿が入っていました。下の戸棚には食器や調味料がぎっしり入っていて、大きなお鍋にはシータが作ったビーフシチューがたっぷり入っていました!でもあんなにたくさんガタイのいいおじさんが入るには少々狭すぎました。
「パズーの目玉焼きパン」や「キキ宛のチョコレートケーキ(イメージよりはるかに大きかった!(笑))」に、「リサが作った嵐の日のラーメン」など、見覚えのあるお料理の数々がショーケースに陳列されていたり、「千と千尋の神隠し」で千尋の両親が豚になったあのカウンターも再現されており、夫婦で並んで座って来ましたよ(^^)豚になったらどうしようかと冷や冷やしました(^^:)
3Dアニメーション「トトロぴょんぴょん」
次男のお気に入りは「トトロぴょんぴょん」という展示物で、次男はほとんどトトロぴょんぴょんに釘付けになっていたと思います。
これ、凄かったです!
中は撮影禁止だったので写真や動画で説明することはできないのですが、コマ割りのように少しずつ動きが違う「となりのトトロ」の登場人物のお人形達が、メリーゴーランド状に配置されて回っています。(メリーゴーランドのように上下には動きません)
そこに点滅した光を当てると、まるでお人形達が躍動しているように見えるんです!
『うわぁ〜!』と言って次男がその場から離れられなくなってしまいました(笑)
不思議でとっても楽しかったです!
アニメってこうやって動いて見えるんですね〜!!目から鱗が落ちました。
中トトロとサツキちゃんが回している縄をメイちゃんが飛んでた!
ネコバスは、空を飛んで走ってた!
コウモリが一番上を飛んでた!
大トトロは傘を持って木の芽を伸ばす時みたいに動いてた!
真ん中でサツキちゃんみたいな女の子が一輪車に乗ってた!
小トトロが上下に伸び縮みしながら真ん中に逃げたりこっち(外側)に出て来たりしてた!
釘付けになっていた次男が全部覚えていました。
(私は縄跳びしか覚えていませんでした…)
子どもが興味のあるものに発揮する記憶力と集中力には眼を見張るものがありますね。
美術館の守り神「ロボットの兵隊」
さてさてお次は美術館が唯一用意してくれている屋上の撮影スポットです。
ネコバスの置いてあるフロアから外に出て右にある螺旋階段を上ると、存在感抜群のロボット兵が見えて来ます。
大きいね〜!
このロボットの後ろにはこんなものも落ちていました。
ロボットの破片?
そしてロボットの左側からロボットの後ろに回るようにつながる通路を通って行くと、伝承の「黒い石」が!!
「え、えぇ!?(ハエを払いながら)ぃ読める…読めるぞぉ」とムスカの真似をしたことは言うまでもありません。(本当マニアックですみません。血が騒いじゃって…)
黒い石だ。伝承の通りだ。
ショートムービー 10月は「ちゅうずもう」
時間になったのでフィルムきっぷを提示して「土星座」という映像展示室に入りました。
天井が「千と千尋の神隠し」の坊の部屋の天井によく似ていました。
ここで上映される映画は毎月内容が変わります。
現在上映されているのは下記の10作品です。
くじらとり
コロの大さんぽ
メイとこねこバス
やどさがし
星をかった日
水グモもんもん
ちゅうずもう
パン種とタマゴ姫
たからさがし
毛虫のボロ
今回私たちが見たのは「ちゅうずもう」です。
日本民話「ネズミの相撲」が原作です。
おじいさんとおばあさんの表情がなんだか愉快でした。みんなでウチのネズミを応援しながら楽しく見終えました(^^)
「メイとこねこバス」が見たかったけど、9月に終わったばかりでした。
見たい気持ちが強かったので、館内にある図書館で「メイとこねこバス」のパンフレットを購入!ちょっとした絵本のようになっています♪可愛いです♪
あ〜でもやっぱり映画で観たい!
それから、「星をかった日」はハウルの幼少期の話と言われていて、若かりし時の美しかった荒地の魔女が見られるそうですよ(^^)全部見たいなぁ…。
お土産ショップ「マンマユート!」
最後は我が家が購入したお土産をご紹介します。
ジブリ美術館の図書館で購入した仕掛け絵本です!これとっても可愛いくてお気に入りです♪
中にはネコバスが作れる付録がついていました。
本物を切ってしまうのが勿体無かったので、コピー用紙にカラーコピーして作りました(笑)
これは次男が買った飛行石!
声に反応して光ります(^^)
「バルス」ってもう何回唱えたかわかりません…ラピュタ木っ端微塵にしてます。
「ジブリ共和国」の通販では、このいしと連動するロボットも売ってました。
一目惚れしたミラー♪
まだまだ余震が怖いので壁掛けは断念し、飾り棚の中に立てかけています。
美術館のドアのようなステンドグラスになっているハガキ。
後ろが窓になっていて、窓が開きます!
可愛くて買ったベーゴマ。
でも回せません…。
爺ちゃんに教えてもらって孫と交流してもらう作戦です。
長男が選んだセンス抜群のカオナシ靴下!
学校で靴脱いでみんなに見せたそうです(笑)
履いたら尚よい(笑)
かかと側にはしないでね…。
知人へのお土産に買ったジジのぬいぐるみ
手紙には「My Dear Ketto」の文字が(^^)
あと、これは美術館では販売していなかったのであとで札幌のパセオに入っている『どんぐり共和国』で買ったのですが、全てが私のツボに入ったポルコ(紅の豚)の貯金箱!
可愛すぎ♡
通販(どんぐり共和国 そらのうえ店)でも購入できますよ♪(ジブリ好きの方は絶対に目移りしますのでご注意ください!)
帰りにちょうど美術館の前を通ったバスがジブリ仕様で可愛かったです♪
今度行くときはもうちょっとゆっくりで、メイとこねこバス上映中に行きたいな〜(^^)
以上、三鷹の森ジブリ美術館レポでした♪