台風、地震、台風、地震…お願いもうやめて…(T-T)

9月から自然災害てんこ盛りの北海道。

台風21号を皮切りに、胆振東部地震、それに伴って起こった土砂崩れ液状化現象ブラックアウト(大規模停電)断水ガス欠余震台風24号25号余震余震余震

大きな被害が出てしまった地区の方々には、心よりお見舞い申し上げます。

そして、被害に遭われ、命を落とされた方々には、心よりご冥福をお祈りいたします。

台風21号

嘉藤の居住地では、9月4日の9時頃から雷が鳴り始め、雷で眠れない息子二人と一緒に二階の寝室から雷を眺めていました。昔から雷を見るのが好きなんです。

この日は、近くに落雷するようなことはありませんでしたが、上空で絶えず稲妻が走り、遅れて雷鳴が響く一連が1時間ほど続いていたと思います。

いつの間にか子どもたちも私も眠りについていましたが、夜中の3時頃、ものすごい暴風で全員が目を覚ましました。

窓から外を見ると、木々は踊り狂い、電線は波打ち、なんだかわからないけど大きな板みたいなものが飛び回り、木の葉も落ち葉も一切合切飛ばされて行きました。

ハッ!と玄関先に置きっ放しだった園芸用のトレーのことを思い出して外に出てみましたが、案の定飛ばされた後でした…。

あちこちで木々が根こそぎ倒れたり、折れたりしているのを目撃しました。

農家ではビニールハウスや納屋の壁が剥がれて飛んだという話をあちこちで聞きました。

大方、台風は北海道まで北上する段階で温帯低気圧に変わることが多いので、こんなに強いまま台風が北海道に上陸することが非常に稀なんです。

毎年何度も台風が直撃する沖縄や九州の方達の気持ちが初めてわかりました…。雨戸がいるわけですね。(北海道の住宅に雨戸はありません)

自然の力は凄まじいですね…あらためて感じました。

中央から折れてねじれています

地面ごと抜けて倒れていました

北海道胆振東部地震

そんな暴風の台風21号に見舞われた翌日の、これまた3時頃。

今度は地震です。

のちに「北海道胆振東部地震」と名前がつけられたこの地震は、震源地の厚真で最大震度7を観測し、地震に伴って発生した大規模な土砂崩れによってたくさんの犠牲者が出てしまいました。

私の母親は幼い頃に日高の新冠町に住んでいました。

馬がたくさんいる自然いっぱいの町。

祖父のお墓もその付近にあるので、初夏にお墓参りに行ったばかりでした。

新冠でも震度5強の揺れ。お墓は小さな山の上にあります。墓石が倒れていないといいのですが…。

途中何気なく通り過ぎた厚真町が、まさか数ヶ月後に大地震に見舞われるなど知る由もありません。

道新(北海道新聞)に、被災して亡くなられた方々の名前と顔写真が乗りました。

その中から母が、知人を見つけました。

私たちと同じように毎日を当たり前に過ごしてきた方達が突然犠牲になるという話を聞くにつけ、そしてその中に自分の知っている人がいたのなら尚のこと、いつ何時自分に降りかかってくるかもしれないと不安にならずにはいられません。

あの地震からもう一月以上経ちますが、今日もまた最大震度4の余震がありました。

頻繁に中規模な揺れが起こるので、震源に近い方や、今回大きく揺れやすい札幌の一部の地区の方は、ご心労が絶えず不安な日々をお過ごしのことと思います。

詳しいことはわかりませんが、今回の地震によって、一月経っても余震が収まらないほどの大きなダメージをプレートが受けたということは間違いなさそうです。

その影響かはわかりませんが、インドネシアでも巨大地震が起きましたね。

今回の地震が巨大地震のトリガーになっていないことを祈るばかりです。

地面は世界中で繋がっています。

自分のところは関係ないと思わずに、念には念を入れ、しっかりと備えましょう!

教訓

地震によって起きた大規模停電の影響で、ガソリンスタンドが休業となってしまい、困る方が大勢いました。

我が家は幸いなことに前日満タンにしたばかりだったので、翌日のスタンドの行列に並ぶ必要がありませんでした。

実のところ、給油するか迷っていたので、昨日の自分にグッジョブ!!と思いました。もし入れてなかったら、ガス欠でジ・エンドでした_| ̄|○

それから、我が家はコンロはプロパンガスなので使えていたのですが(オール電化の方はカセットコンロはあった方がいいですよ!)、お米がたくさんあったのが非常に心強かったです。

水と鍋さえあればご飯が炊けますからね(^^)

ランタンの灯りのもとで土鍋をあけた瞬間の安心感ったらなかったです。

やっぱり日本人は米を喰らわねば!です!

冷蔵庫がダメでも、ご飯さえあれば生き延びることができます。

お米は常温で置いといても腐ることはないし!(鮮度を保つには冷蔵庫に入れましょう)

あ、でも水が出ないと元も子もないんで、水も常備しましょう!!

水と米 カセットコンロは 必需品!

あとは、ランタンがあると非常に心強いです。

我が家には二つランタンがあったので、置いとく用と持ってく用(トイレの時とか)に重宝しましたよ(^^)

あとは子どもが持っている光るおもちゃとか懐中電灯とか、とにかく発光する物をリビングにかき集めて明かりを確保しました。ロウソクだと場所によっては危ないので。

それから乾電池も常備しましょう。充電池はお勧めしません。電気が弱くて役に立ちません。

非常時用に備えるのであれば、ケチケチせずにアルカリ乾電池を多めに用意しておきましょう。

いざ使う時になると、みんなが一斉に買い求めに走るので、買えない場合も想定されます。

スマホのモバイルバッテリーや車のシガライターから電気を引っ張るソケットなども、お持ちでない方は今のうちにご用意されることを強くお勧め致します。

乾電池 買っておくなら 今のうち!

それから、季節はもうすぐ冬にさしかかろうとしています。
北国の凍てつく真冬に停電で暖房が確保できないことは命の危機に直結しますので、ポータブルストーブも確保しておくと安心ですね。

灯油式だけでなく、カセットボンベ使用のストーブなんていうものもあります。

カセットボンベなら軽くて自分でも買いに行けるので、我が家は今回ガス式ストーブを用意しました。

ただ、使用する際は、閉め切った場所で使うと一酸化炭素中毒を起こして最悪の場合命を落とす危険もありますので、換気には充分気をつけて使用しましょう。

災害は人間の都合など御構い無しに、時も所も構わずやってきます。
いざという時に用意しておけば良かったと後悔しないように、出来るうちにできるだけの備えをしておきましょうね。

その他

それから、泊原発を稼働しておけばブラックアウトは防げたとか言ってる方がおりますが、大方の道民はそんなこと求めてないです。

放射性廃棄物は50年も冷却してから地中深くに埋めるってなってるようですけど、それあなた方がやるんですか?

自分はやらないのに他人、さらには次世代に丸投げする気じゃありませんよね?

言うならご自分で責任持ってやってくださいね。

私は自分の子どもや孫を原発でなんか働かせたくありません。

原発なんて不要です。てか邪魔!

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログへ
にほんブログ村


人気ブログランキング