◁前回②の続きです。
海の不思議な生き物コーナー(2F)
海に住んでいるおかしな生き物たちを実物の展示とともに紹介してくれるコーナーです。
岩に隠れたりして実物にお目にかかれなかったものもいましたが、わかる範囲でご紹介していきます!
ダイオウグソクムシ
丸まっていたので最初亀かと思いました。
説明書きにはメジャーだと書いてありますが、ダイオウグソクムシのことを全く知りませんでした。
(最初は目が滑って「ダイオウグソ(大王糞)虫!?」って読んじゃったし…)
皆さんはご存知でしたか?
カクレクマノミ
孵化したあとは放任とは驚きでした。
そんなカクレクマノミの生態を敢えて逆手に取るとは、あの映画もニクイな。
ハナヒゲウツボ
オスからメスへと性転換…。
不思議な生き物ですねー!
そういえばタツノオトシゴはオスが子供を産んで育てるそうですね。
それを聞いた時には「それってメスって言うんじゃないの?」と思ったのですが、オスがカンガルーの袋のようなものを持っていて、メスがその中にタマゴを産み落とすということらしいです。
…生物学的な雌雄の区分って案外曖昧なものなのかもしれない。
スミレナガハナダイ
オスの方が綺麗な魚だそうです。
うちの2匹のニャンコもオスの方が綺麗です。
フッ。当然ですね。(ハク♂)
エーン!お母さんヒドイ!(ショコ♀)
キンセイイシモチ
メスが産卵してオスが放精したあと、オスが口の中にタマゴを入れて孵化するまで守ります。
タマゴが孵化するまでの7〜10日間は当然食餌が出来ません。
飢えを凌いで渾身の育児とはなんというイクメンっぷり!
その間メスは何をしているんだろう…
ニホンウナギ
絶滅危惧種に指定されている“ニホンウナギ”。
まだまだわからないことだらけのため、繁殖するのも一筋縄ではいかないようです。
我々消費者は買わないようにするくらいしか協力できませんが、そもそもウナギを捕獲している業者を徹底的に取り締まらないことにはどうにもならない気がしてしまいます…。
ただでさえ数の少なくなっているニホンウナギの、更になかなか目にすることのできない白色個体が、ここ登別マリンパークにはいます。
ヨダレカケ
水槽のガラスに大量の水滴が付いていて写真がうまく撮れませんでしたので説明書きのパネルのみ掲載します_| ̄|○
日本では沖縄に生息している水の苦手なお魚。
沖縄名は「トントンミー」というそうです(^^)
ピョンピョンと波から逃げ惑うそうです。…変な魚。
キンチャクガニ
いや〜これナマで見たかった!!
両手に毒のあるイソギンチャクを持って相手を威嚇するらしいのですが、どっからどう見てもチアガール!しかも網タイツ!?笑
でも水槽のなかには姿が見当たりませんでした…。
ヘコアユ
口のとんがったシシャモという出で立ちの“ヘコアユ”は、頭を下にして縦に泳ぐんだそう。
海藻にしか見えません。
ノコギリエイ
見るたびに「サメみたいだけどエイなの?」と思ってしまう“ノコギリエイ”。
現在ノコギリエイを飼育している水族館は少ないので、マリンパークニクスにいるノコギリエイはとても貴重な存在なんだそうです。
それにしても邪魔くさそうな鼻(?)です。
タカアシガニ
こうして水中にいるのを見るとカニというより蜘蛛って感じです。
世界最大といわれているこのカニは、脱皮に5時間も6時間もかかると言われており、脱皮の途中で力尽きてしまったり、脱皮後でまだ体がフニャフニャな時に外敵から襲われて死んでしまう場合もあるそうです。
頑張れタカアシガニ!
でも食べるならやっぱり毛ガニかな〜(笑)
あと、『流氷の天使』、『氷の妖精』などの異名をもつ“クリオネ”もいましたよ〜♪
こんなに可愛いのに確か食べる時は悪魔みたいになるんですよね…((((;゚Д゚))))))) 餌は“ミジンウキマイマイ”
クリオネって殻を持たない巻貝類なんですって!
和名は『ハダカカメガイ』で、“軟体動物門腹足綱裸殻翼足類(ナンタイドウブツモン/フクソクコウ/ラカクヨクソクルイ)ハダカカメガイ科 ハダカカメガイ属”に属します。
(こんなに漢字が羅列してるとお経みたいですね。カタカナはおまじない。)
学名は『クリオネ・リマキナ(Clione limacina)』。
“ナメクジの形をした海の女神”という意味なんだそうですよ。
褒められてんだか貶されてんだか紙一重の名前ですね。