◁前回④の続きです。
さてさて、長くなったマリンパークレポも今回で終了です。
今回は水族館の醍醐味であるショーをごショー介しまショー!
アシカショー
まずはアシカショーのプールへ!
「よろしくね!」『こちらこそ!』
アシカショーは通常1日3回行われていて、一回の所要時間は15分。
この日のスケジュール(※)は10:30/13:30/15:30の3回でした。
※2018年11/5〜2019年3/31までのタイムスケジュールです
このプールにはアシカとオットセイがいます。
オットセイもアシカも同じ鰭脚類(ききゃくるい)アシカ科の仲間なのですが、アシカよりもオットセイの方が体が小さく、毛が長いです。
毛が乾いている時の様子を写真で見た印象では、アシカがパグで、オットセイが柴犬くらいの毛の長さでした(笑)
鰭脚類はアザラシ科、アシカ科、セイウチ科の3つに分けられており、アザラシ科は19種、アシカ科は14種、セイウチ科は1種存在します。
アシカ科の中にはオタリアとトドも含まれます。
【アシカ科の全14種】
◆◇アシカ(3種)◇◆
・オーストラリアアシカ
・カリフォルニアアシカ
・ニュージーランドアシカ
※日本海、太平洋沿岸、千島列島、樺太周辺、カムチャッカ半島南端に広く生息した“ニホンアシカ”もいたが、明治大正時代の乱獲によって大きく数を減らし、日韓で争いのタネになっている“竹島”において1950年頃に50〜60頭のニホンアシカの群れが観測されたのを最後に姿が見えなくなったため、絶滅したのではないかと言われている。(定かではないが数十年前に目撃されたという報告があり、環境省は現在も絶滅を宣言しておらず、絶滅危惧種(レッドリスト)として扱っている))
◇◆オットセイ (9種)◆◇
◯キタオットセイ属(1種)
・キタオットセイ
◯ミナミオットセイ属(8種)
・ミナミアメリカオットセイ
・グアダルーペオットセイ
・ガラパゴスオットセイ
・ニュージーランドオットセイ
・フェルナンデスオットセイ
・アナンキョクオットセイ
・ナンキョクオットセイ
・ミナミアフリカオットセイ(“ミナミアフリカオットセイ”と“オーストラリアオットセイ”の2亜種※に分けられている))
※亜種…生物の分類において、種として独立させるほどの違いはないが、同種とするには違いが多い場合に用いる区分のこと。
◆◇オタリア(1種)◇◆
・オタリア
◇◆トド(1種)◆◇
・トド
マリンパークのアシカたち
マリンパークニクスにいるのは、「ミナミアメリカオットセイ」と「カリフォルニアアシカ」
この日私たちはアシカのハルちゃんの姿しか見れませんでしたが、壁には2頭のアシカと5頭のオットセイの写真が貼られていました。
中央のチーちゃんというオットセイは2018年の6月に生まれた赤ちゃんだそうですよ〜♡
オットセイもアシカの仲間なのでオットセイにも耳たぶがあります!でもオットセイの方がアシカよりも耳たぶが少し大きいよ!
現在(2019年2月時点)では生後8ヶ月くらいになるのですくすく大きくなっていると思いますが、生後1年くらいが授乳期間ということなので、まだまだ可愛い盛りだと思います。
出産は”お母さん1頭に対して赤ちゃん1頭“が基本ということで、授乳期間といい人間の赤ちゃんと似ていますね(^^)
ちなみにメスは3〜4年、オスだと4〜5年で大人になる(繁殖機能が成熟する)と言われています。
そして朗報!
2019年2月13日(水)13:30のショーで、このチーちゃんがショーデビューするようですよ〜♡
お母さん(クウ)と一緒にショーに出るんだそうです。
ショーの前半がチーちゃんとお母さんの出番!
チーちゃんはお母さんが色々な技を披露している横でお魚を食べるだけだそうですが(笑)、お客さん達はその姿に骨抜きになることでしょうね〜♪
チーちゃんを一目観たい方は足を運んでみて下さいね(^^)
ごめんなさい…この張り紙の前に異国の観光客の方がいて、「写真を撮りたいからよけてください」と言えずにこんな中途ハンパな位置からの写真しか撮れませんでした…orz
張り紙には、あかちゃんが「チー」、お父さんが「タラ」、お母さんが「クウ」という名前なので、その名前(「チー」+「タラ」+「クウ」=「チータラ食う」)にちなんでチーズタラを売店(インフォメーションの右にある“リトルビッキー”という売店)で販売中!というようなことが書いてありました(笑)
それではショーの始まり始まり〜!
この日アシカショーで芸を披露してくれたのは、カリフォルニアアシカのハルちゃん(メス。23歳のベテランさん♪)。
実は私達が席に着く前にはもう一頭、ミナミアメリカオットセイのタラくんもいたのですが、ご機嫌ナナメだったようで奥に引っ込んで行ってしまいまして(笑)。
この辺も動物相手のショーならではなので、みなさん暖かく見守っていましたよ(^^)
それで、後半に活躍する予定だったハルちゃんが一頭で魅せてくれました!!
まずはアシカさんお得意のバランスを披露!
ヨッ!
おぉ〜〜!パチパチ👏
お次はバスケット!
ドリブルをしてリングをよ〜く狙って…
シューート!!
入れっ!
ナイッシュー!!!
続いて輪投げ!
一投目!
スポッ!
2投目!
スポッ!!
3投目!
スポッ!
4投目!
あらよっと!
そしてラスト5投目!!
イェ〜イ!(ハルちゃん自分で拍手👏)
ハルちゃんももちろん凄いけど、何気に上手いこと放る飼育員さんも上手ですよね〜✨
水中でも!
はるチャン張り切って入水〜♪
チャポン!
ハイ1投目〜!
3投目〜!
ブレブレだけどちゃんとキャッチしてるの見えてる?(ハル)
ハイ5投分全て回収〜〜!ザパァ!(途中省略)
はいありがとうございました〜 !ってあらら。せっかく拾った輪っかが〜!
大丈夫大丈夫!あたしちゃんと自分でお片付けできるよ♪(ハル)
こうやってお口でくわえて〜
上に傾けて〜
鼻を通り過ぎたら…
完了っと♪
上手ですね〜!!
息子たちにも是非ハルちゃんを見習っていただきたい(笑)
アシカの体を観察!
お次はハルちゃんが観客席の近くに来てくれて全身を観察させてくれました。
成長するとオスは体重280kg、メスは90kg ほどになりますと説明がありました。体長はオスで2.4m、メスで2mくらいになるようです。
与えられている餌は4種類で、サバ、ホッケ、サンマ、あとよく聞こえなかったのですがイカナゴと言っていたと思います。(細長いお魚と言っていました。あれ。コウナゴかな。)
人間の私も大好きなお魚ばかり♪
急にお腹が空いてきました。
あたし逆立ち得意なの♪えっへん!
やだ〜!そんなに拍手されたら照れちゃうじゃな〜い♡
お次は皆さんの近くに行ってとびきりの笑顔を披露しちゃうよ♪
ニカッ!
ニヒッ!
え?コワイ?失礼ね!!
水中でフリスビーキャッチ🥏
フリスビー犬ならぬ、フリスビーアシカ!
そういやアシカって犬っぽいですね。
飼育員さん本当に放るの上手です!
もちろんハルちゃんしっかりキャッチ!!泳ぐの速いね〜!
輪くぐりジャンプ!
ハルいきま〜す!
セイッ!!
お腹が引っかからないか心配で…
この瞬間はいつも身が細まる思いです。(ちょっとナメクジっぽい)
気を抜いて足を引っ掛けないように…
ふぅ〜大成功!!
アシカさんは芸達者ですね〜☆
律儀に観客席の前まで来て「ア゛〜 ア゛〜 」って挨拶してくれました(笑)
ありがとうございました〜!
こちらこそー!!
バイバーイ!!
また会いに来るよ☆
飼育員さんが書いた豆知識も面白かったですよ♪
ピンボケしてしまったものもあって全てではないのですが、読めそうなのを載せます。(字が小さいので拡大して見てね)
アシカとアザラシはお魚丸呑みですって!食道から泳いで口まで戻って来たりしないのかなぁお魚…
「アザラシはほふく前進、アシカはハイハイ」で決まり!
あ!アシカの餌が書いてある!イカナゴで合ってた(^O^)=3 ホッ
飼育員さんならではのエピソードが書かれていて面白いです。
アザラシのごはんの時間
アシカショーのあとはアザラシのリングプールへ!
アザラシのもぐもぐタイムが見られます☆
(10:45/13:45)
ですが…私がショーの後にご覧の通りアシカプールの掲示物を写しまくっていた間に、長男がアシカプールの入り口横にできた小さな雪山で滑って怪我をしてテンションガタ落ち_| ̄|○
「お母さんが早く来ないから!」と八つ当たりされました(笑)
それは悪かったねということで、「メロンソーダでも飲もうか!」とペンギンパレードまでカフェで休憩することにしました。
というわけで、アザラシのもぐもぐタイムを見損ねてしまいました…。
リングプールで優雅に泳ぐアザラシの写真でご了承ください(^^;;
マリンパーク二クスにいるアザラシは3頭の『ゼニガタアザラシ』です。
ゼニガタアザラシは成長するとオスで体長1.7m・メス1.5m、体重はオスが120kg・メスが90kgになります。
ドロン(オス)・マロン(メス)・クルン(オス)
ペンギンパレード
さて、気を取り直してペンギンパレードへ。
ペンギンパレードは二クス広場で行われます。
時間がかぶらずに次々と別のアトラクションが見られるのはありがたい配慮ですね。
ペンギンパレードは1日2回(11:00/14:15)、屋外のアトラクションのため、天候によっては中止になる場合があるようです。
ジェンツーペンギン(南極と亜南極※(※南極大陸のすぐ北、南緯46度から60度くらいまでの地域)に住んでるよ!)
キングペンギン(南極大陸周辺の島々に生息しています。※次男が自由研究で作ったペンギンがこれ!)
ペンギン館は二クス城の向かって右側にあって、そこからエッチラオッチラ歩いて広場をグルーっと周り、二クス状の正面にあるステージ(?)で一旦休みます。
ステージは階段を四段登るのですが、ステージ後方はペンギン用の緩やかなスロープになっています。
ステージで飼育員さんがペンギンについてお話ししてくれている間にジェンツーペンギンが柵からの脱走を試みたのが面白かったです(笑)
ジェンツーペンギンは好奇心が旺盛なんだそうですよ!
そういえば行進中、すぐ傍に立っていた女性のマフラーを突っついているジェンツーくんがいました。
逆光で見にくいですが、写真の一番左にいるジェンツーくんがお客さんのマフラーをくちばしで引っ張っています。マフラーがピーンと張ってる(笑)
そのあとはペンギン館までまた歩いて帰りました🐧🐧🐧
あーあ。飛べたら速いんだけどなー。
めんどくせ〜な〜誰かタクシー呼んでくれよ
羽を後ろに反らせてヨチヨチ歩く姿はとっても癒されますが、目つきは意外と鋭く、くちばしがこっちを向くとコワイですね。
数年前に来た時は茶色のブサカワのヒナがパレードしてました(^^)コウテイペンギンのヒナはあんなに愛くるしいのになんで?って思ってしまい、そんな不憫なブサカワちゃんが、結構好き。
あれ。ケープペンギンって書いてあるけど…居た?と思い調べてみると、“ケープペンギンは寒いのが苦手なので冬は部屋の中で過ごしています”ですって!ペンギンって寒いところにいるんじゃなかった?と思ったら、ペンギンの中で唯一アフリカ大陸に生息している種だと書いてありました。へぇ〜!
ペンギン、好きです。
顔ハメパネル!
イルカショー
お次はペンギン館のすぐ右にあるイルカショープールへ!
イルカショーは1日に3回(10:00/11:25/14:45)。
所要時間は15分ほどです。
マリンパークニクスではバンドウイルカとカマイルカの2種類が飼育されていて、どちらのイルカのショーも観ることができますよ!
と言ってもバンドウイルカとカマイルカが一緒に出てくるわけではありません。
例えるとバンドウイルカが10時と14時のショーで、カマイルカが11時のショー、という具合です。
何時にどちらのイルカが出演するかはイルカショープール前の掲示板に貼り出されるのでチェックしてみてくださいね!
ちなみに今回私達が観てきたのはバンドウイルカのショーです🐬
左から、ココア(メス) ミルク(メス) パール(メス)です♪
バンドウイルカは成長すると体長3m、体重は300kgほどになるそうです。
「マリンパークにいるバンドウイルカ達の体重の平均は250kgほどです」と説明がありました。
まずはイルカお得意のジャンプでご挨拶🐬🐬 🐬
パールとミルクが揃ってジャンプ!
お次はココア。
体をスピンさせながらジャンプ!!
今度はイルカ達が観客席のそばまで来てくれましたよ(^^)
頭の上にある「呼吸口」から泡を出します。
人間でいうと鼻にあたるそうです。
あおむけでも泡がボコボコ!
口を開けてかわいい歯も見せてくれました。
同じ形をした歯が100本近く生えていて、食べる時ではなく泳いでいる魚を捕まえるために使うんだそうです。
魚を丸呑みするので食べるときに歯はつかいません(^^)
今度は呼吸口から音を出します。
口を開けているので声だと思われがちですが、声ではありませんとのこと。
イルカによって音が違います。
「クワ クワ クワ」とカワイイ音がしました。
お客さんの1人がイルカに音を出させるサインを出す係に任命されました!立候補制だったので息子たちに『手上げて!!』と促したのですが、引っ込み思案のため小さくなってました(笑)
斜め前に座っていた小学一年生前後の男の子が選ばれました。
お客さん参加型のショーいいですね。
今度は尾ビレのご紹介。
「お魚とは違って体に対して横向きに付いています」と飼育員さん。
今度はココアのスライディング〜!!
イルカの体は濡れたゴムのようにツルツルしているので良く滑るんですって(^^)
ビーチボールをテールアタック!
今度は吊るされているボールをテールキック!!
ラストはジャンプラッシュ!!
みんなまったねー!(胸ビレでバイバ〜イ!)
イルカのショープールから出ると、左にイルカに引っ掛ける輪投げがありました。
イルカ最高。
銀河水槽 イワシ10,000匹のパフォーマンス
この日私達が見た最後のアトラクションは、アシカショープールの向かってすぐ左にある「銀河水槽」のイワシのパフォーマンスです。
イワシのパフォーマンスは10:45からと13:45分からの1日2回。所要時間は約10分間です。
イルカの輪投げに力が入った子供たちにより定刻には間に合いませんでしたが、しっかりと観てきました!
やっぱりこのパフォーマンス素晴らしいです!!
我々にとっては食卓でおなじみのマイワシは東アジアの沿岸域に生息し、群で行動します。春から夏にかけて北上・秋から冬には南下と、季節的な回遊をするお魚です。
遅れて入ったので入り口のすぐ脇に通されましたが、充分堪能しました。
照明がイワシの体に反射して本当に綺麗です。
時折上から出てくる給餌用のブラシがちょっと面白いですが、ブラシが落としていった餌に群がるイワシたちの波に釘付けになってしまいました。
掛かっているBGMもまた良くて…。
季節によって演出が異なるようですので、機会をみて四季をコンプリートしたいと思います!(今回私たちが見たのは冬バージョン)
3〜5月 春バージョン(桜や芽吹き)
6〜8月 夏バージョン(新緑や花火)
9〜11月 秋バージョン(紅葉)
12〜2月 冬バージョン(雪景色)
そういえば数年前に来た時にはイワシがサメと泳いでいたのですが、今回はサメの姿が見えませんでした。
それから、長男の自由研究はアクリル絵の具でこのイワシたちの絵を書きました。
上手に書けてます(^^)
終わりに
今回時間の関係で行くのを断念したのですが、イルカのショープールの向かいに『陸族館』という爬虫類と両生類のいる建物もあります。
爬虫類系がお好きな方は行ってみてね!
今回もたくさん楽しませてもらいました!
現在は冬季休園中ですが、暖かくなったら隣接している二クスランド(小規模な遊園地です)も営業するので小さいお子さんをお連れの方はより楽しめると思いますよ(^^)
そんなこんなで無事息子達の自由研究のネタも確保し帰路についたのでありました!
以上、登別マリンパークニクスのレポでした♪