子ども達が貰ってくる賞状のことを記事にしようと思い立ち、世間様の様子をネットで探っておりましたら、賞状を飾ることを良しとしないとお考えの方達がたくさんいることがわかってものすごく驚いている嘉藤です。
我が家の場合は子どもたちの机が置いてある和室に飾ってあるのですが、まさかそれを目にしたお客さんが『自慢してる』『見せびらかしてる』と思っていたかも知れないなんて、全く考えたことがありませんでした。
よそのおうちに賞状やトロフィーが飾ってあったら、素直に『凄いねー!』と思い、讃えていました。
学校に飾ってある賞状やトロフィーやメダルや優勝旗なんかを見ると、『みんな頑張って立派だねー!』と思います。
“自慢してる”なんて考えが頭に浮かんだことがありません。
確かに、大人になってからこれ見よがしにトロフィーを何十本も並べ立てたり、メダルが飾ってあるショーケースの前にわざわざお客さんをうながして栄光を語り出したりすれば、自慢気で鼻に付くかも知れません。
でも、子どもたちの頑張りが讃えられた賞状を自宅に飾って何がいけないのかと思います。
他人に自慢する目的で自宅に賞状を飾ろうなんて考えてる親がいるんだなと逆に驚いてますけどね。
何をそんなにヒネくれて解釈してるのか。
以前に何かの番組で、日本を代表するアスリートだったかアーティストだったかが、『努力すること自体が重要。トロフィーもメダルもただの飾り。いらん。』みたいなことを言っていたのを記憶していますが、「それの真似?」とか思ってしまう私も相当ヒネくれてますね。
頑張ったことを大人から褒められて子どもは自信を付けていくものです。
それこそ『トロフィーいらん』と言ったアスリートだって、小さい時から「頑張ったな」、「凄いな」って周りの人からたくさん褒められてきたからこそ努力を続けてこられたし、『トロフィーなんていらん』って思えるようになったんじゃないんでしょうかね。
小さい子どもをいきなりその境地へ立たせようとするのはいくらなんでも乱暴でしょう。
頑張ったことが讃えられるから、『よし!もっともっと頑張ろう!』と思えるのではないでしょうか。
頑張っても頑張っても誰にも認めてもらえず、自信が持てないまま大人になった人が、トロフィーやメダルに固執してしまうように思います。
私が生まれて初めて貰った賞状は、幼稚園の皆勤賞でした。
その賞状を見るたびに、嬉しい気持ちになったことを覚えています。
休まないで幼稚園や学校に行ったら褒められるんだなということも、ここで学びました。
私は出来の良い子ではなかったので、賞状を貰うようなことも数回しかありませんでしたが、母はその賞状を今でも実家の洋室に飾ってくれています。
賞状を見るたびに、自分が頑張ったことだけでなく、母も一緒に喜んでくれたことが伝わってくるようで、今でも嬉しく感じます。
お客さんから自慢だと思われたっていいじゃないですか。
子どもが『頑張って良かった』、『また頑張ろう』と思えるように飾ってるんですから。
お子さんのことよりも他人の目のほうが重要ですか?
習い事をサボりたがっている長男に、飾ってある賞状のことを聞いてみたら、『賞状がたくさん増えてきて嬉しい。頑張って良かったって思う』と言いました。
次男も『見ると嬉しい!』と言っています。
一生懸命頑張ってもらった銅賞なら、その子にとっては金に見えているかも知れない。
せっかくの金メダルでも、不戦勝や相手の反則だったら不本意かもしれない。
その時その時の賞には、人それぞれの色が付いているんです。
賞状は頑張った自分を讃えるものであって、他人に自慢するものではありません。
そのことを理解すれば、『賞状を飾るなんて自慢したがりだ』とか『自分に自信がない証拠だ』などと嫌味を言うこと自体が間違いだということがわかるでしょう。
子ども自身が『飾らなくていい。』というならその限りではないですが。
我が家は、子どもたちが賞状に興味がなくなるまで、しっかりと飾ります。
自分の家に我が子の賞状を飾って何が悪い!
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こんばんは。
子供が頑張ったという証拠ですね。
子供がもらってきた賞状は飾りたいですね(^^)