ママ友付き合いが苦手な嘉藤です。
ママ友付き合いに限らず、この歳になって新しい人間関係を築くのって体力を使うので億劫になってくるんですよね…。
学生の頃から群れるのが好きではありませんでした。
女子生徒特有の「一緒にトイレ行こう」という誘いにも、「トイレすぐそこじゃん!一人で行きなよ。私行きたくないし(-_- )」とつっけんどんな態度でピシャリ(^^;)
そうやって自分の本音をぶつけられる友達といることは苦じゃありません。そりゃそうですよね。友人はそんな私に気を遣わざるを得なくてしんどい思いをしていたことでしょう…反省。
あまり親しくない友人や知人との会食なんかの場合、約束をした時は乗り気だったくせに、約束した日から会食の日までの間にどんどん面倒くさくなって来て、前日の夜はドタキャンしたい衝動に駆られます(^^;)
でも頑張って行ってみると、やっぱり楽しい。
結局面倒くさいのは自分の性格だったということに最近気付きました(笑)
「頭の中では面倒だと思いつつ、態度には出さないように気を遣う」という、このギャップが大きければ大きいほどしんどいです。
真意じゃないことをしたり言ったりすることで心理的に無理が掛かっているのだと思います。
私の中で、そういった「気を遣う」関係の最たるものに「ママ友付き合い」があります。
ママ友って何だ?いつからできた?
私の母親は私が小学生の頃は専業主婦でしたが、あの頃にはまだ「ママ友」なんていう概念はありませんでしたので、顔見知りのお母さんに会ったら挨拶を交わすくらいのものでした。
親同士が顔を合わせるのは参観懇談会や行事ごとくらいですが、私が小学生だった時はクラスメイトの親が見に来るといっても半分くらいのもので、親同士が話をしている場面なんて見た記憶がありません。
授業が始まった頃にそっと教室に入って来て、終わる前に帰る親御さんが大半だったように思います。
現在の、顔見知りの母親同士が顔を合わせる度にあちこちで話し始める様子を見ていると、ペットショップの鳥コーナーに来た気分になります(笑)…まぁ自分もその一人なんですけど(^^;)
この「ママ友」という言葉と概念がいつ頃出来たのかを調べてみると、どうやら1995年から2000年の間くらいであろうということがわかりました(はっきりした起源をご存知の方がいたら教えて下さい)。
どこからどんな風に派生して行ったのかはわかりませんが、きっと“子ども同士が仲良しだから親同士も仲良くしましょう”という軽い付き合いから生まれたものだったんだと思います。
情報交換したり、園服のお下がりを回してもらったり、悩みを聞いてもらったりなど、母親同士の交流にはメリットがたくさんあります。
特に第一子は何から何まで初めてなので不安も一塩です。経験済みのママ友と仲良くなれると、とても心強いんですよね。
でもそれは人を介すごとに少しづつ色を変え形を変えて行きます。
当然自分と合わない人も出てきます。
そこをうまく乗り切るコツは、距離感しかないと思っています。
子ども達が幼稚園に行っている時間に自宅にママ友達を招いてお茶会(茶話会)をしているのを何かのドラマで見たことがあります。
幼稚園や学校主催の茶話会には行きましたが、実際に個人的な茶話会をやっているという話は私の周りでは聞いたことがありません。私が知らないだけかもしれませんが…。
茶話会といえば、先日授業参観まで時間があったので空き教室で待機していたら、何人かで座って話していた同じクラスのママさんに「良かったら一緒に座りませんか」と声を掛けられました。
声を掛けていただいたのに断るのも失礼かと思って一緒に座りましたが、大して仲良くない人達と話しても疲れるだけ…顔ひきつりっぱなしで後半ほっぺの筋肉つりそうになりました(笑)
きっと私が一人でポツンと座っていたので哀れに思ったんでしょうね。
実際は全く気にしてなかったんですけどね。なんならもっとツムツム続けてたかった(笑)
でもそうやって気にかけてもらえるのはありがたいことだと思っているので、そういうところで相手に気を遣ってお言葉に甘えるようにしているのです。
で、帰ってからドッと疲れる。
でも人と付き合うってそういうことだと思うんです。
ある程度相手に合わせたり、自分が気づかないところで相手も合わせてくれてたりするから会話が成り立つんですよね。
仲良くなったママ友と子どもも一緒に自宅に呼んだり、逆に呼んでいただいたりすることはありますが、ママ友は対一人が主です。それがとても楽です。
昔から女が三人以上集まって仲良くやれた記憶がないんですよね。一緒にいる時間が長くなればなるほど、それは顕著に表れます。
仲良くなりたいと思ったママ友とだけ連絡先を交換して、でもある程度の距離感は保つようにしています。私自身がグイグイ来られるのが苦手なので…でもなぜか結構グイグイ来られるタイプなんですよね私…。
ママ友は友達とは違います。中には友達になれる人もいるかも知れませんが、基本的にママ友は子どもたち有ってのものです。
LINEのグループから外すとか、悪口を言いふらすとか、無視するとか、何か勘違いしているとしか思えません。
そういった被害に遭わないためにも、ママ友との距離はほどほどに。
これ以上の教訓はありません。